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2005年12月の法句経
◆第一週
「こころ放逸なる人には
つる草のごとく 愛欲は茂る
林の中に 果実を求むる 猿のごとく
生より生に さまよいめぐる」
◆第二週
「この世にて 毒に満ちたる はげしき愛欲に
うち負けたる人には
かの生い茂る ピーラナ草のごとく
憂い いよいよ増しゆかん」
◆第三週
「この世にて
ととのえ難き はげしき愛欲を うち伏さば
かの蓮の葉より 水のしたたり落つるごとく
憂いは 彼より消え去らん」
◆第四週
「たとえば樹の 切らるるといえども
その根 浸されずして
堅ければ 再び生い出ずるがごとく
愛執絶たるることなくば 生の苦しみ しばしば起こらん」
2005年11月の法句経
◆第一週
「ただに よき乗り物によりてのみ
さとりの境地は いたることなし
ただつつしみある人は
おのれ自らを ととのうるによりてのみ
彼岸には至らん」
◆第二週
「おのれの心をまもり 「はげみ」をたのしむべし
泥におぼれたる象のごとく
難所より おのれを救い出さん」
◆第三週
「愚かなる者と 往(い)くなかれ
ただひとり 往くこそよけれ
ただひとり行くとも
悪しきをば なさざるべし
かの林中の象のごとく 求むること少なかるべし」
◆第四週
「世に母あるは 幸いなり
父あるもまた 幸いなり
世に道を求むるものあるは
幸いなり」
2005年10月の法句経
◆第一週
「多くの人 肩に法衣をまとうとも
悪しき法(わざ)をなし
自らを制(ととの)うなくば
かかる人々 その悪しき業(ふるまい)によりて
悪法におちいらん」
◆第二週
「炎のように 焼けたる鉄を食らうとも
むしろ 戒(いましめ)を破り
身のつつしみなくして
国の施しものを 食うことなからん」
◆第三週
「邪婬(じゃいん)の人は 悪しき名を得
おもむくところは悪処なり
他の婦と楽しむなかれ
おそれつつ楽しむは 何のよろこびぞ
さらに王は重罰を加うるなり」
◆第四週
「取ること つたなければ
茅草に 手を切るがごとく
沙門の法も これを行うに
よろしきを得ざれば
地獄へみちびくなり」
◆第五週
「射られた矢に耐える 戦場の象のごとく
我は他人(ひと)の そしりを忍ばん
大衆は げに 戒(いましめ)をもたざればなり」
2005年9月の法句経
◆第一週
「「愛」という母と「我慢(たかぶり)」という父をほろぼし
「断見(なし)」と「常見(あり)」との 2人の王をころし
「まよい」の国と 「わざわい」のけらいとを あわせほろぼして
はじめて波羅門(ばらもん)は 苦しみを離れん」
◆第二週
「ゴータマ(釈尊)の弟子は
つねに よく醒(さ)め覚える
昼となく 夜となく
彼らがつねに念ずるは
仏陀(ぶつだ)にあり」
◆第三週
「善き人は げに雪山(ヒマラヤ)のごとく
遠き国よりも 見ゆるなり
善からぬ人は まこと 闇に放たれた矢のごとく
近づけばとて 見えがたし」
◆第四週
「ひとり坐し ひとり臥(ふ)し
ひとりたえまなく 行脚(あんぎゃ)し
ひとり自己(おのれ)を ととのえ
林間にありて 心たのしむ」
2005年8月の法句経
◆第一週
「心の統一によりて 智慧は生まれん
心の統一なくば 智慧はほろぶ
この生ずると ほころぶとの 2つの道を知り
智慧の増すごとく おのれを行ずべし」
◆第二週
「男性の女性にむかいて
いささかなりとも おもい(性欲)を断つことなくば
そのあいだ 彼のおもい(こころ)は
なお繁縛(しばられる)せらるる
乳をしたう子牛の 母牛より 離れ難きがごとく」
◆第三週
「子も 父も 親族も 救護者にはあらず
死にとらえられたる者を 救うあたわず」
◆第四週
「このことわりを知りて 心ある人は
ただおのずから 戒(いましめ)をまもり
涅槃(さとり)にいたる道を げにすみやかに歩むべし」
◆第五週
「ささやかなる 楽しみをすてて
もし 大きなる 楽しみを得んとせば
かしこき人は
彼岸(さとり)をのぞみて
小さき楽しみを すてさるべし」
2005年7月の法句経
◆第一週
「8つの聖道こそ すぐれたるもの
かの4つの教えこそ まことの最上なり
もろもろの法のなかにて
むさぼりを離るること 最もとうとく
人の中にては 眼を具えたる仏陀こそ 最も尊とし」
◆第二週
「 『すべてのものは無常なり』と
かくの如く 智慧もて知らば
彼はその苦をいとうべし
これ清浄に入るの道なり」
◆第三週
「起くべきときに起きず 若き日を 怠情にふけり
思い弱く 思量少なし かかるはげみなき者は
知恵を得 道を知るあたわらざん」
◆第四週
「言葉をつつしみ 心をととのえ 身に不善をなさず
この3つのかたちによりて
おのれを清むべし
かくして 聖者の説ける道を得ん」
2005年6月の法句経
◆第一週
「もし髪を剃るとも いましめなく
妄語を語らば 彼は沙門にあらず
欲望と貧りとをそなえて
いかでか 沙門たりえん」
◆第二週
「食を乞うがゆえに 彼は比丘(びく)にあらず
すべての法を受くればとて
それのみにては なお、比丘とは呼びがたし」
◆第三週
「人もしこの世にて
善業と悪業とを 共に はなれ
ただ清浄なる行いをなし
智慧をもて 世を渡らんに
彼こそは 比丘と呼ばれん」
◆第四週
「いのちあるものを害(そこな)うは 聖者にあらず
生きとし生けるものを そこなわざるがゆえに
聖者と呼ばるるなり」
2005年5月の法句経
◆第一週
「人もし他人の過ちを 探し求めて
つねに怒りの心を抱かば
彼の苦しみは増すべし
かくして悟りを去ること いよいよ遠からん」
◆第二週
「頭 白しとて
このことによりてのみ 彼は長老にあらず
彼の年齢 もし熟したりとも
これ 空しく老いたる人とのみ 呼ばれん」
◆第三週
「彼にまことあり
法(のり)と 不害と つつしみと ととのえとあり
かかる心のけがれを 除き去れる賢者こそ
長老とよばれるべし」
◆第四週
「ただ言葉うるわしとて また容色美しとて
うちにねたみあり こころにおしみ
ことばただしからぬは 彼はみめよき人にあらず」
◆第五週
「人もし かかる心の 過(とが)を断ちきり
根絶やしつくし
すでにこの憎しみを越えたる智者
彼こそは みめよき人と言われん」
2005年4月の法句経
◆第一週
「まこと
ムチをうけたる 良き馬のごとく
汝らまた 専心努力せよ」
◆第二週
「虚空(そら)には 道とすべきもの なきがごとく
うつろなる外道に 沙門あるなし
愚かなる外道に 人は戯論(けろん)を楽しめど
如来には かかる戯論なし」
◆第三週
「暴力をもちいるなく
法により 心を等しうして
他を導き 法に護らるる智者
彼こそ 法に住むものと言われん」
◆第四週
「多く説きたればとて
そのゆえに 彼は智者にあらず
心おだやかに 憎しみの思いなく
おそれなきもの
彼こそは賢き人と呼ばれん」
2005年3月の法句経
◆第一週
「匠(たくみ)の
銀のさびを除くがごとく
かしこき人は
ひとつひとつ 刹那(せつな)に
おのれのけがれを 除くべし」
◆第二週
「さらにまた スラー酒メーラヤ酒にふけり
おぼれなば
彼はこの世にて おのれの根を掘るものなり」
◆第三週
「世の人は その信ずる所にしたがい
その好む所によりて 施しをなす
されば
与えられし飲食により 心みたざるものは
昼も夜も三昧(さんまい)を得ざらん」
◆第四週
「他人の過(あやま)ちは見やすく 己の過ちは見がたし
他人の過ちをただすこと ヌカの中を探すがごとく
己の過ちは 偽りの賭け師の 不利のサイを隠すがごとく
自らおおい隠すなり」
2005年2月の法句経
◆第一週
「アツラよ
これは古えより言われるところ 今日に始まるにあらず
人は黙して坐するを そしり
多くを語るを そしり
また少し語るを そしり
およそ この世に そしりをうけざるはなし」
◆第二週
「ことばの怒りをまもりて ことばをつつしむべし
言うべからざるを捨てて 言うべきを言うべし」
◆第三週
「若さすでに過ぎて
汝いま 死王の前に近づけり
されど汝 道すがら 安らうところなし
さらにまた汝 旅の糧(かて)あるを見ず」
◆第四週
「汝 おのれの灯となれ
すみやかにいそしみて かしこき者となるべし
けがれをはらい
迷いをはなれて
ふたたび 老死(さまよい)に近づかざるべし」
2005年1月の法句経
◆第一週
「なごやかさによりて いかりに
善きことによりて 善からぬことに
慈悲(めぐみ)ごころによりて 惜しみごころに
しかして真言(まこと)によりてのみ
われら虚言(いつわり)の人に克(か)つべし」
◆第二週
「真言(まこと)を語りて 怒ることなかれ
乞われなば 持つもの少なくとも
おのれのすべてを与うべし
かくてこそ 人々は神々に 近づくを得ん」
◆第三週
「もろもろの聖者は つねに身をつつしみ
他をそこなうなし
かかる人 愁いなき 不死の所(くに)に至らん」
◆第四週
「人 もしつねに目覚め
昼にまた夜に 学びにいそしみ
涅槃(さとり)を得んとつとめなば
もろもろのまよいは 尽くべし」
◆第五週
「聖者を見ることは さいわいなり
聖者とともに住むは さらに幸いなり
おろかなる者を 見ざるひとは
心つねに楽しからん」
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