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2013年12月の法語
◆第一週
仏の教えを喜び、慈しみに住する修行僧は、見るも快い、静けさの境地に到達するであろう。
◆第二週
慈しみに住みし、仏の教えを喜ぶ修行僧は、堕落するおそれなく、ニルヴァーナの近くにいる。
◆第三週
明らかな智慧の無い人には、禅定(ぜんじょう)がない。禅定を修行しない人には、明かな智慧が無い。禅定と智慧がそなわっている人こそ、すでにニルヴァーナ(涅槃)の近くにいる
◆第四週
けがれた汚物を除いていないのに、黄褐色の法衣をまとおうと欲する人は、自制と柔和とがないのであるから、黄褐色の法衣にふさわしくない。
◆第五週
あざむいて、ケチで、偽る人は、ただ名前と形だけでも、美しい容貌によっても、「端正な人」とはならない。
2013年11月の法語
◆第一週
52.立派な人々は、いかなるところにあっても、快楽のゆえにしゃべることがない。楽しいことに逢っても、苦しいことに逢っても、立派な人々は動ずる色がない。
◆第二週
第31章 心-1
1.心は、とらえ難く、軽々とざわめき、欲するがままにおもむく。その心をおさめることは善いことである。 心をおさめたならば安楽をもたらす。
◆第三週
8.心は、動揺し、ざわめき、護り難く、制し難い。栄智ある人はこれを直くする。弓つくりが、力強く矢の弦を直くするようなものである。
◆第四週
10.母も父もその他の親族も、正しく向けられた心が、自分自身のためにしてくれるほどの益を他人にはしてくれない。
2013年10月の法語
◆第一週
19.世にあって情欲をはなれ、もろもろの欲望を超えているのは楽しい。「おれがいるのだ」という慢心をおさえよ。これこそ最上の安楽である。
◆第二週
22.仏の現れたまうのは楽しい。正しい教えを説くのは楽しい。つどいが和合しているのは楽しい。和合している人々が修養しているのは楽しい。
◆第三週
32.重い荷物を捨てたあとには、荷物をさらに引き受けるな。荷物を引き受けることは最上の苦しみである。荷物を投げ捨てることは楽しい。
◆第四週
41.何物ももっていない人々は楽しんでいる。何物ももっていない人々は知慧の徳をもっているからである。見よ!人々は人々に対して形が縛られ、何物かをもっているために(かえって)悩んでいるからである。
2013年9月の法語
◆第一週
20.若々しく美しい女のように、みにくく汚れた身体が飾られている。それは愚人を惑わすには足るが、その人が永久に存続するということはあり得ない。
◆第二週
第28章 悪
1.すべて悪しきことをなざ、善いことを行い、自己の心を浄めること、これが仏の教えである。
◆第三週
26〜29.手向かうことなく罪咎(つみとが)のない人々に害を加えるならば、次にあげる10種の場合のうちの、どれかに速やかに陥るであろう。
@親族の滅亡 A財産の消滅 B国王からの侵略 C恐ろしい告げ口 D激しい痛み E身体の傷害 F重い病気 G乱心 H火事で家を焼く I聡明な智力がなくなり老いぼれ、身やぶれて地獄におちる
◆第四週
32.悪いことをしたならば、人は憂える。ずっと昔にしたことだとか、遠いところでしたことであっても、人は憂える。秘密のうちにしたことであっても、憂える。それの報いがあるのだから、憂える。
◆第五週
33.善いことをしたならば、人は喜ぶ。ずっと昔にしたことであっても、遠いところでしたことであっても、人は喜ぶ。人に知られずにしたことであっても、人は喜ぶ。それの果報があるのだから人は喜ぶ。
2013年8月の法語
◆第一週
2.忍耐、堪忍は最上の苦行である。安らぎ(ニルヴァーナ)は最高のものであると、もろもろのブッダ(仏陀)は説きたまう。他人を害する人は、他人を悩ますのだから、道を求める人ではない。
◆第二週
12.修行僧のこの舟から水を汲み出せ。水を汲み出したならば、舟は軽やかに進むであろう。情欲と怒りとを断ったならば、汝は安らぎ(ニルヴァーナ)におもむくであろう。
◆第三週
18.@苦しみと A苦しみの原因と B苦しみの止滅と Cそれに至る道とをさとった人は、一切の悪から離脱する。それが苦しみの終滅であると説かれる。
◆第四週
31.教えを説いて与えることはすべての贈与にまさり、教えを味わう楽しみはすべての楽しみにまさり、忍耐の力はすべての力にまさり、妄執をすべてほろぼすことはすべての快楽にうち勝つ。
2013年7月の法語
◆第一週
25.たとい百年の間、毎日千回ずつ祭祀を営む人がいても、その功徳は、慈しみの心の功徳の十六分の一にもおよばない。
◆第二週
25章 友
1.明かな智慧のある人が友達としてつき合ってはならないのは、信仰心なく、ものおしみして、二枚舌をつかい、他人の破滅を喜ぶ人々である。悪人たちと交わるのは悪いことである。
◆第三週
6.智慧についても、徳行についても、心の静まりについても、最上のすぐれた人々に近づき仕える人は、つねにすぐれた境地に達する。
◆第四週
15.愚かな者は生涯、賢者たちに仕えても、真理をはっきりと知ることがない。 かれには明かな智慧が無いからである。
◆第五週
22.もし愚者が「われは愚かである」と知れば、すなわち賢者である。愚者でありながら、しかも自分では賢者と思う者こそ、「愚者」と呼ばれる。
2013年6月の法語
◆第一週
17.その聖者は完全な自在を得、一切のものにまさり、すべての恐怖から解脱し、愛執を捨て、汚れなく、望むことなく、生きとし生ける者を観て、世のためを念(おも)うている。
◆第二週
第24章 広く説く
1.無益な語句よりなる詩を、百もとなえるよりも、聞いてこころの静まる有益なことばを、一つ聞くほうがすぐれている。
◆第三週
3.素行が悪く、心が乱れていて百年生きるよりは、つねに清らかで、徳行のある人が1日生きるほうがすぐれている。
◆第四週
21.たとい百年の間、毎日千回ずつ祭祀を営む人がいても、その功徳は、仏を信じる功徳の十六分の一にもおよばない。
2013年5月の法語
◆第一週
ひとり坐し、一人臥せし、ひとり歩み、なおざりになることなく、自分ひとりを楽しめ。つねに林の中に住め。
◆第二週
戦場において百万人の敵に勝つとも、ただ一人の自己に克つ者こそ、実に不敗の勝利者である。
◆第三週
自分が他人に教えるとおりに自分も行え。わたしは常にわが身をよくととのえている。自分というものは、まことに制し難いものである。
◆第四週
この世では自己こそ自分の主である。他人がどうして自分の主であろうか。賢者は、自分の身をよくととのえて、自分の主となり得る。
2013年4月の法語
◆第一週
15.仏の教えをつねに信じる人々は幸運とともに進であろう。商人たちが天馬によってはこばれるように。
◆第二週
第22章 学問
眼のある人が灯火によって種々の色かたちを見るように、人は教えを聞いて、善悪のことがらを識別する。
◆第三週
ある人が、たとい学問はわずかであっても、徳行によく専念しているならば、世の人々は、徳行についてかれを称賛する。その人の学問は完全に身にそなわっているのである。
◆第四週
色かたちによって、わたしを測り、また音声によって、わたしを尋ねもとめた人々は、貧欲や情欲に支配されているのであって、実はわたしのことを知らない。
◆第五週
聖者の説きたもうた真理を喜んでいる人々は、そのとき、かれらの説くことをことばでも実行する。かれらは忍耐と柔和と瞑想とのうちに安定し、学問と知能との神髄にも達したのである。
2013年3月の法語
◆第一週
16.愚かな者を道連れとすることなかれ。独りで行く方がよい。孤独で歩め。悪いことをするな。求めるところは少なくあれ。一林の中にいる象のように。
◆第二週
15章 念(おも)いをおちつけて
1.ブッダの説かれたとおりに、呼吸を整える思念をよく修行して完成し、順次にもろもろの煩悩を克服してきた人は、雲をはなれた月のように、この世を照らす。
◆第三週
7.目覚めている者どもは、わが言葉を聞け。眠っている者どもはめざめよ。 眠っている者どもより、目ざめている者がすぐれている。目ざめている者には恐れがないからである。
◆第四週
8.人がつねに目ざめていて、昼も夜もつとめ学び、不死を得ようとしているならば、その人のもろもろの汚れは消え失せる。
2013年2月の法語
◆第一週
12.放逸(ほういつ)にふけるな。愛欲と歓楽に親しむな。おこたることなく思念をこらす者は、不動の楽しみを得る。
◆第二週
14.放逸で他人の妻に近づく者は、4つの事がらに遭遇する。
すなわち、わざわいをまねき、寝て楽しからず、第3に非難を受け、第4に地獄に落ちる。
◆第三週
21.多く説くからとて、そのゆえに彼が道を実践しているのではない。この世でたとい教えを聞くことが少なくとも、身をもって真理を体得する人、怠って道からはずれることのない人
かれこそ道を実践している人なのである。
◆第四週
第5章 愛するもの
愛するものから憂いが生じ、愛するものから恐れが生ずる。愛するものを離れたならば憂いは存在しない。どうして恐れることがあろうか。
2013年1月の法語
◆第一週
第2章 愛欲
2.情欲から憂いが生じ、情欲から恐れが生じる。情欲を離れたならば、憂いは存しない。どうして恐れることがあろうか。
◆第二週
12.もしも一切の安楽を受けようと欲するならば、一切の愛欲を捨てねばならぬ。一切の愛欲を捨てた人は、実りきわまりない楽しみを受けて、栄えるであろう。
◆第三週
14.欲望によっては満足することがないから、明らかな智慧をもって満足するほうが勝れている。明らかな智慧をもって満足した人を、愛執が支配することはできない。
◆第四週
19.たとえヒマラヤ山にひとしい黄金の山があったとしても、その富も一人の人を満足させるのに足りない。このことを知って、平らかな心で行うべきである。
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