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2017年12月の法語
◆第一週
身体による悪い行いを捨て、言葉による悪い行いを捨て、心による悪い行いを捨て、そのほか汚れのつきまとうことを捨てて、身体によって善いことをせよ。ことばによって大いに善いことをせよ。心によって善いことをせよ。汚れのさまたげの無い、無量の善いことを。
◆第二週
うるわしく、あでやかに咲く花でも、香りがないものがあるように、善く説かれたことばでも、それを実行しない人には実りがない。
◆第三週
他人の過去を見るなかれ。他人のなしたこととなさなかったことを見るなかれ。ただ自分のそれが、正しかったか正しくなかったかを、よく反省せよ。
◆第四週
うず高い花を集めて多くの華鬘(はなかざり)をつくるように、人として生まれまた死ぬべきであるならば、多くの善いことをなすべし。
2017年11月の法語
◆第一週
田畑の汚れは雑草であり、人々の汚れは情欲・怒り・迷妄である。情欲・怒り・迷妄を離れて供養して与えたものは、おおきな果報をもたらす。
◆第二週
若いときに、財を得るのではなく、清らかな行いを守らないならば、魚がわずかしかいなくなった、池にいる白鷺のように悲しく、思いにふける。
◆第三週
「その報いは、私には来ないだろう」と思って、悪を軽んずるなかれ。水が一滴ずつしたたり落ちるならば、大きな水瓶でも満たされる。 愚かな人々は、すこしでも悪をなすならば、やがてわざわいに満たされる。
◆第四週
大海原を渡ろうと人々は、つねに立派な筏を作って渡る。彼らは河を渡ったと思っているが、実は渡っていないのだ。聡明なる人々のみが、迷いの大河をわたっている。
2017年10月の法語
◆第一週
愚かな者を道連れとすることなかれ。独りで行く方がよい。孤独で歩め。悪いことをするな。求めるところは少なくあれ。一林の中にいる象のように。
◆第二週
ブッダの説かれたとおりに、呼吸を整える思念をよく修行して完成し、順次にもろもろの煩悩を克服してきた人は、雲をはなれた月のように、この世を照らす。
◆第三週
身体についてつねに真相を念(おも)い、つねにもろもろの感官をつつしみ、心を安定させている者は、それによって自己に安らぎを知るのであろう。
◆第四週
目覚めている者どもは、わが言葉を聞け。眠っている者どもはめざめよ。眠っている者どもより、目ざめている者がすぐれている。目ざめている者には恐れがないからである。
◆第五週
人がつねに目ざめていて、昼も夜もつとめ学び、不死を得ようとしているならば、その人のもろもろの汚れは消え失せる。
2017年9月の法語
◆第一週
勇敢に流れを断て。もろもろの欲望をきっぱりと去れ。もろもろの欲望を捨てなければ、聖者は一体に達することができない。
◆第二週
矢でもとらえ方を誤ると、手のひらを切るように、修行者の行(ぎょう)も誤って行うと、地獄に引きずり下ろす。
◆第三週
頭髪が白くなったからとて、長老なのではない。ただ年をとっただけならば「ばかになって老いぼれた人」といわれる。
◆第四週
頭を剃ったからとて、身をつつしまず、偽りを語る人は「道の人」ではない。欲望と貪りにみちている人が、どうして「道の人」であろうか。
2017年8月の法語
◆第一週
信じる心あり、恥を知り、戒めをたもち、また財をわかち与える・・・これらの徳行は、尊い人々をほめたたえることがらである。「この道は崇高なものである」と彼らは説く。これによって、この人は天の神々の世界におもむく。
◆第二週
尊敬さるべき人たちに対する信仰を財とし、安らぎにいたるための教えを聞こうと願うならば、聡明な人は、ついには明かな智慧を得る。
◆第三週
信仰あり、徳行そなわり、ものを執着しないで与え、もの惜しみしない人は、どこへ行こうとも、そこで尊ばれる。
◆第四週
信仰心あり明かな智慧ある人とつき合え。水を求めている人が湖に近づくように。そこには、透明で清く澄み、冷ややかで濁りのない水がある。
2017年7月の法語
◆第一週
安らぎに達するために、苦しみを終滅させるために、仏の説きたまうたおだやかなことばは、実に善く説かれたことばである。
◆第二週
もしも汝が苦しみを恐れるならば、もしも汝が苦しみを嫌うならば、あらわにも、あるいは秘密にでも、悪い行ないをなすな。
◆第三週
この世で他人のした悪い行ないを見ては、ひとは非難するであろうが、その悪い行ないを自らしてはならない。悪人は実に自分の業に束縛されている。
◆第四週
自分の幸せだけを求める人々は、笑いながら悪いことをする。しかし、彼らはのちに苦しんで、泣きながらその報いを受ける。
◆第五週
鉄から起こったサビが、鉄自身を食いつくすように、悪をなしたならば、自分の業が、静かに気をつけて行動しない人を地獄にみちびく。
2017年6月の法語
◆第一週
つとめ励(はげ)むのは不死の境地である。怠(おこた)りなまけるのは死の足跡である。つとめ励む人々は死ぬことがない。怠りなまける人々は、つねに死んでいる。
◆第二週
放逸(ほういつ)にふけるな。愛欲と歓楽に親しむな。おこたることなく思念をこらす者は、不動の楽しみを得る。
◆第三週
放逸で他人の妻に近づく者は、4つの事がらに遭遇する。すなわち、わざわいをまねき、寝て楽しからず、第3に非難を受け、第4に地獄に落ちる。
◆第四週
多く説くからとて、そのゆえに彼が道を実践しているのではない。この世でたとい教えを聞くことが少なくとも、身をもって真理を体得する人、怠って道からはずれることのない人 かれこそ道を実践している人なのである。
2017年5月の法語
◆第一週
あれこれ考えて心が乱され、愛欲がはげしいのに、愛欲が浄らかだとみなす人には、愛執がますます増大する。この人は実に束縛の絆(きずな)を堅固ならしめる。
◆第二週
人々は欲望の網の中に投げ込まれ、愛執に覆われて、放逸であり、獄舎にとじこめられている。(まるで)魚が漁獲の網の目にかかったように。かれらは老いと死とに向かう。乳を吸いたがる子牛が母牛に向かうように。
◆第三週
欲望によっては満足することがないから、明らかな智慧をもって満足するほうが勝れている。明らかな智慧をもって満足した人を、愛執が支配することはできない。
◆第四週
この世において、きわめて断ちがたい、このうずく愛欲を断ったならば、憂いはその人から消え失せる。水のしずくがハスの葉から落ちるように。
◆第五週
たとえ樹を伐っても、もしも頑強な根を断たなければ、樹がつねに再び成長するように、妄執(渇愛)の根源となる潜勢力を摘出しないならば、この苦しみはくりかえし現れ出る。
2017年4月の法語
◆第一週
愛欲をはなれ 着(ちゃく)することなくことばとその訳に通じ 文字のくみあわせとその前後とを知る かかる人こそ さとりをもつ大慧者と言わる
◆第二週
法を施すはすべての施しにまさる 法の味わいはすべての味わいにまさる 法の楽しみはすべての楽にまさる 愛欲の尽きたるはすべての苦しみに克(か)つなり
◆第三週
眼(まなこ)によりておのれを摂(ととの)うるは善く 耳によりておのれを摂うるは善く 鼻によりておのれを摂うるは善く 舌によりておのれを摂うるは善し
◆第四週
身の上におのれを摂(ととの)うるは善く ことばの上におのれを摂うるは善く 意(おもい)の上におのれを摂うるは善く すべてに摂うるは善し かく摂えたる比丘(びく)はすべての苦より脱(のが)る
2017年3月の法語
◆第一週
こころ放逸なる人には つる草のごとく愛欲は茂る 林の中に果実を求むる猿のごとく 生より生にさまよいめぐる
◆第二週
この世にて 毒に満ちたるはげしき愛欲にうち負けたる人には かの生い茂るピーラナ草のごとく憂い いよいよ増しゆかん
◆第三週
この世にて ととのえ難きはげしき愛欲をうち伏さば かの蓮の葉より水のしたたり落つるごとく 憂いは彼より消え去らん
◆第四週
たとえば樹の切らるるといえども その根 浸されずして堅ければ 再び生い出ずるがごとく 愛執絶たるることなくば 生の苦しみしばしば起こらん
2017年2月の法語
◆第一週
ただに よき乗り物によりてのみ さとりの境地はいたることなし ただつつしみある人はおのれ自らを ととのうるによりてのみ 彼岸には至らん
◆第二週
おのれの心をまもり 「はげみ」をたのしむべし 泥におぼれたる象のごとく 難所よりおのれを救い出さん
◆第三週
愚かなる者と往(い)くなかれ ただひとり往くこそよけれ ただひとり行くとも 悪しきをばなさざるべし かの林中の象のごとく求むること少なかるべし
◆第四週
世に母あるは幸いなり 父あるもまた幸いなり 世に道を求むるものあるは幸いなり
2017年1月の法語
◆第一週
多くの人 肩に法衣をまとうとも悪しき法(わざ)をなし 自らを制(ととの)うなくば かかる人々その悪しき業(ふるまい)によりて悪法におちいらん
◆第二週
炎のように焼けたる鉄を食らうとも むしろ戒(いましめ)を破り 身のつつしみなくして国の施しものを食うことなからん
◆第三週
邪婬(じゃいん)の人は悪しき名を得 おもむくところは悪処なり 他の婦と楽しむなかれ おそれつつ楽しむは何のよろこびぞ さらに王は重罰を加うるなり
◆第四週
取ることつたなければ 茅草に手を切るがごとく 沙門の法もこれを行うによろしきを得ざれば 地獄へみちびくなり
◆第五週
射られた矢に耐える戦場の象のごとく 我は他人(ひと)のそしりを忍ばん 大衆は げに戒(いましめ)をもたざればなり
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