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2016年12月の法語
◆第一週
「愛」という母と「我慢(たかぶり)」という父をほろぼし 「断見(なし)」と「常見(あり)」との2人の王をころし 「まよい」の国と「わざわい」のけらいとをあわせほろぼして はじめて波羅門(ばらもん)は苦しみを離れん
◆第二週
ゴータマ(釈尊)の弟子はつねによく醒(さ)め覚える 昼となく夜となく彼らがつねに念ずるは 仏陀(ぶつだ)にあり
◆第三週
善き人はげに雪山(ヒマラヤ)のごとく 遠き国よりも見ゆるなり 善からぬ人はまこと闇に放たれた矢のごとく 近づけばとて見えがたし
◆第四週
ひとり坐し ひとり臥(ふ)し ひとりたえまなく行脚(あんぎゃ)し ひとり自己(おのれ)をととのえ 林間にありて心たのしむ
2016年11月の法語
◆第一週
心の統一によりて智慧は生まれん 心の統一なくば智慧はほろぶ この生ずるとほころぶとの2つの道を知り 智慧の増すごとくおのれを行ずべし
◆第二週
男性の女性にむかいて いささかなりともおもい(性欲)を断つことなくば そのあいだ 彼のおもい(こころ)は なお繁縛(しばられる)せらるる 乳をしたう子牛の母牛より離れ難きがごとく
◆第三週
子も父も親族も 救護者にはあらず 死にとらえられたる者を救うあたわず
◆第四週
このことわりを知りて 心ある人はただおのずから戒(いましめ)をまもり 涅槃(さとり)にいたる道を げにすみやかに歩むべし
2016年10月の法語
◆第一週
8つの聖道こそ すぐれたるもの かの4つの教えこそまことの最上なり もろもろの法のなかにてむさぼりを離るること 最もとうとく 人の中にては眼を具えたる仏陀こそ 最も尊とし
◆第二週
「すべてのものは無常なり」と かくの如く 智慧もて知らば 彼はその苦をいとうべし これ清浄に入るの道なり
◆第三週
起くべきときに起きず 若き日を怠情にふけり 思い弱く思量少なし かかるはげみなき者は 知恵を得 道を知るあたわらざん
◆第四週
言葉をつつしみ 心をととのえ 身に不善をなさず この3つのかたちによりておのれを清むべし かくして聖者の説ける道を得ん
◆第五週
ささやかなる楽しみをすてて もし大きなる楽しみを得んとせば かしこき人は彼岸(さとり)をのぞみて小さき楽しみをすてさるべし
2016年9月の法語
◆第一週
もし髪を剃るともいましめなく 妄語を語らば彼は沙門にあらず 欲望と貧りとをそなえていかでか 沙門たりえん
◆第二週
食を乞うがゆえに彼は比丘(びく)にあらず すべての法を受くればとてそれのみにては なお、比丘とは呼びがたし
◆第三週
人 もしこの世にて善業と悪業とを共にはなれ ただ清浄なる行いをなし 智慧をもて世を渡らんに 彼こそは比丘と呼ばれん
◆第四週
いのちあるものを害(そこな)うは聖者にあらず 生きとし生けるものを そこなわざるがゆえに 聖者と呼ばるるなり
2016年8月の法語
◆第一週
人もし 他人の過ちを探し求めて つねに怒りの心を抱かば 彼の苦しみは増すべし かくして悟りを去ること いよいよ遠からん
◆第二週
頭 白しとて このことによりてのみ彼は長老にあらず 彼の年齢 もし熟したりとも これ 空しく老いたる人とのみ呼ばれん
◆第三週
彼にまことあり 法(のり)と不害とつつしみと ととのえとあり かかる心のけがれを除き去れる賢者こそ 長老とよばれるべし
◆第四週
ただ言葉うるわしとて また容色美しとて うちにねたみあり こころにおしみ ことばただしからぬは 彼はみめよき人にあらず
◆第五週
人もし かかる心の過(とが)を断ちきり 根絶やしつくし すでにこの憎しみを越えたる智者 彼こそはみめよき人と言われん
2016年7月の法語
◆第一週
なごやかさによりて いかりに 善きことによりて 善からぬことに慈悲(めぐみ)ごころによりて 惜しみごころに しかして真言(まこと)によりてのみ われら虚言(いつわり)の人に克(か)つべし
◆第二週
真言(まこと)を語りて怒ることなかれ 乞われなば持つもの少なくとも おのれのすべてを与うべし かくてこそ人々は神々に近づくを得ん
◆第三週
もろもろの聖者はつねに身をつつしみ他をそこなうなし かかる人 愁いなき不死の所(くに)に至らん
◆第四週
人 もしつねに目覚め 昼にまた夜に学びにいそしみ 涅槃(さとり)を得んとつとめなば もろもろのまよいは尽くべし
2016年6月の法語
◆第一週
言葉をこえた法に 願いをもち 意(こころ)は満たされたり もろもろの愛欲にこころとらわれざるもの 彼こそは聖者の列に座を占めん
◆第二週
久しく異郷にあって すこやかに帰り来たれば 親族、朋友、愛人はひとしく帰り来たれる者をよろこび迎う
◆第三週
まこと かくのごとく善きことをなし この世よりのちの世にゆける人 その善き業(わざ)に迎えられん 愛するものの戻りしを 親族のよろこび迎うるがごとく
◆第四週
うち飾られし王の車も古び いかりをすて たかぶりを離れ ありとあらゆる執着(とらわれ)を越えよ 人もし ことばとかたちにとらわれず まこと「わがもの」の思いなくば すべての苦しみを離れん
2016年5月の法語
◆第一週
さとれる人は すべてに勝ち ふたたび他に敗らるるなし この世 誰か彼の勝利に及ばん 彼のこころはひろくしてはてなし 彼には足跡もなければいかなるすべによりてか その人をまよわし得ん
◆第二週
念(おもい)ただしき正覚者(さとった人)を神々もうらやむなり 彼のこころはしづけさにひそみ つよく世間出離の静寂をたのしむ
◆第三週
ひとの生を受くるは難く やがて死すべきもののいま いのちあるはありがたし 正しき教えを耳にするは難く 諸仏の世に出づるもありがたし
◆第四週
ありとある 悪をなさず ありとある善きことは身をもって行い おのれの心を清めんこそ諸仏のみ教えなり
◆第五週
数多き人々のうち 彼(か)の岸に達するはまこと数少なし 多くの人はただこの岸の上に右に左にさまようなり
2016年4月の法語
◆第一週
水路作り師はげに水をみちびき 矢作り師は矢をため 木工は木を曲げととのう 智ある人もまたおのれをととのうるなり
◆第二週
この世はつねに無常に支配さる 何の笑い何の歓喜ぞ おん身らは今暗黒におおわれたり なにゆえに灯明を求めざる
◆第三週
この容色はやがて衰え果つ それは病の住家ついにほろびに帰す けがれを積めるこの身はやがて滅ぶなり 生命あるもの誰か死に終わらざる
◆第四週
うち飾られし王の車も古び この身また老いにいたらん されど心ある人の法(のり)は老ゆることなし 心ある人はまた心ある人に伝うればなり
2016年3月の法語
◆第一週
いかなる言葉を聞くとも なんじ もし こわれたる鐘のごとく黙しなば かくて汝に怒りは来たらざるべし これすでに涅槃(ねはん)にいたれるなり
◆第二週
牛かいの杖をもちて牧場に牛をかりたてるごとく 老と死とは生きとし生けるものの 命をかりたつ
◆第三週
たとえ苦行者裸行するもマゲに結うも はた 身に泥土をぬるも食物を断ち 地に伏すとも身にけがれをぬるも坐して動かずとも欲を離れざる人は清めらるることなし
◆第四週
身にその装(よそおい)をつけずとも 行うところ平等に心静かにととのい つつしみ深く行ない浄く 刀杖を加えざるもの 彼こそは婆羅門(ばらもん) 沙門(しゃもん) 比丘(びく)なり
2016年2月の法語
◆第一週
もし人善きことをなさばこれをまたまたなすべし 善きことをなすにたのしみをもつべし 善根(ぜんごん)をつむは幸いなればなり
◆第二週
悪の果実いまだ熟(う)れざる間は悪しきをなせる人も幸いを見ることあるべし されど悪の果実 熟するにいたらばその人ついに不幸にあわん
◆第三週
「その報い(むく)い よもわれには来たらざるべし」かく思いて悪しきを軽んずるなかれ 水のしたたり したたりて水瓶を満たすがごとく愚かなる人はついに悪を満たすなり
◆第四週
手にもし傷なくばその手にて毒をとるべし 傷なきものを毒はそこなわずかくのごとく自己にさわりなきものには悪もついに起こらず
◆第五週
粗(あら)い言葉をなすなかれ 言われたるものまた自己にかえらん 怒りより出ずる言葉はげに苦しみなり 仕返しかならず自己の身にふりかからん
2016年1月の法語
◆第一週
村のなかに森の中にはた海にはた陸に阿羅漢(あらかん)住みとどまらんになべてみな楽土なり
◆第二週
無益の句より成るのことば たとえその数千ありともそれを聞き心の寂(しずけさ)をうる意味深き一句こそはるかにもまさる
◆第三週
戦場に出ずる千たび千人の敵に勝たんよりひとり自己(おのれ)に勝つもの 彼こそ最上の戦士(つわもの)なり
◆第四週
おのれをととのえなすところつねにつつしみあり かくおのれに克(か)つはすべて他の人々に克てるに勝る
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